マフィが復帰戦トライ 7月に暴行事件 4カ月ぶり実戦でフル出場

[ 2018年11月25日 05:30 ]

ラグビー トップリーグカップ最終節第1日   NTTコム26―33サントリー ( 2018年11月24日    金鳥スタほか )

復帰戦で力強い突破を見せるマフィ(撮影・中出 健太郎)
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 暴行事件で謹慎していたNTTコミュニケーションズの日本代表No・8アマナキ・レレイ・マフィ(28)が約4カ月ぶりに実戦復帰した。80分間フル出場でトライもマークし、代表復帰と来年のW杯日本大会へ再スタートを切った。試合は33―26でサントリーが勝ち、3戦全勝でA組を1位通過。B組のパナソニック、D組のトヨタ自動車とともに1〜4位決定トーナメントへ進んだ。

 パワフルな突破に、タックルされてもオフロードパスを通す強くてしなやかな体。後半31分にはインゴールにねじ込むトライで決定力の高さも披露した。練習試合なしのぶっつけ本番で公式戦にフル出場したマフィは「凄く楽しみにしていた」と話す一方で、「心配かけてすいません」と謝罪した。

 スーパーラグビーのレベルズ(オーストラリア)でプレーしていた7月、遠征先のニュージーランドで同僚に暴行した疑いで身柄を拘束された。当初は司法判断が出るまで活動自粛の予定だったが、刑事手続きが長引く見込みとあり、チームが将来を考慮して試合出場にゴーサインを出した。

 ペニー・ヘッドコーチが「ワールドクラスを証明してくれた」と評価した、代表不動のNo・8。マフィは来年のW杯へ「もう一段階レベルアップしないと」と意気込んだ。

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2018年11月25日のニュース