白井 貫禄4冠、個人総合自己ベストV「弱い姿見せられない」

[ 2018年5月28日 05:30 ]

体操 東日本学生選手権最終日 ( 2018年5月27日    栃木県体育館 )

東日本学生体操最終日 個人総合で2連覇した白井の平行棒
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 世界選手権(10〜11月、カタール・ドーハ)の代表に決まっている白井健三(21=日体大)が貫禄を見せた。団体総合は順大に敗れて2位に終わったが、個人総合と種目別の床運動、跳馬、鉄棒を制して4冠。NHK杯から1週間というハードスケジュールの中、きっちりと結果を出した。

 白井を支えていたのは意地だった。NHK杯から1週間、日体大の主将として再び臨んだ6種目。「後輩に弱い姿を見せられない」。1種目目のあん馬をミスなく乗り切ると跳馬、鉄棒で着地をピタリと止めた。「いつでもどこでも、どんな状況でも自分の演技ができるのが強み」。今季6度目の個人総合で、この日の86.450点は自己ベストだった。あん馬やつり輪のEスコアも徐々に改善され「課題が少し解決できた。新しい技に挑戦していってもいいかな」と苦手種目のレベルアップを視野に入れていた。

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2018年5月28日のニュース