【砂村光信の目】サンウルブズ 変動編成理解も代表強化へつながり見えない

[ 2018年3月25日 09:30 ]

スーパーラグビー第6節   サンウルブズ10―61チーフス ( 2018年3月24日    秩父宮 )

大差で敗れ握手を交わす田中(左)らサンウルブズフィフティーン
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 今季のサンウルブズはスーパーラグビーの中でもメンバーを多く入れ替えたチームだ。試合ごとの選手の入れ替えも多いため連係面の課題が目立つが、序盤戦を全体の底上げに充てるという方針は理解できる。だが、外国人選手を起用したFW第1列がスクラムで押され、突破力のある外国出身選手を多く入れたバックスは組織守備に難ありと、重要なテーマである日本代表の強化へのつながりがまだ見えない。4月の4試合でのチーム編成や戦いぶりが問われる。

 この日はキックを蹴った後の守備で、組織的なプレッシャーをかけられず、D・マッケンジーに何度もゲインを許していた。D・マッケンジーはランとキックに優れるSOという印象だったが、パスも長くて速く、一気にWTBまで運んでいた。パスが山なりで遅いサンウルブズはお手本にしたい選手だ。 (元U―23日本代表監督)

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2018年3月25日のニュース