“ジャンボ軍団”原英が6位浮上 師匠譲りSWで5バーディー

[ 2018年3月25日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アクサ・レディース第2日 ( 2018年3月24日    宮崎県宮崎市 UMKカントリークラブ=6505ヤード、パー72 )

9番、バーディーパットを沈めガッツポーズする原英
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 黄金世代の初優勝一番乗りは“ジャンボの愛弟子”が狙う。プロ2戦目で18位から出た19歳の原英莉花(フリー)が、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの6位に浮上した。男子ゴルフのレジェンド、尾崎将司(71)率いる“ジャンボ軍団”の一員。師匠譲りのSWを武器に最終日は3打差で首位を走る同い年の三浦桃香(フリー)を追走する。

 1メートル73の恵まれた体を誇るルーキー・原英が、18位から急浮上した。同じ黄金世代の一角を担う新垣と同組で共演。5バーディーを奪うなど68で回り「同世代のプレーに刺激を受けながらバーディーを狙って、自分のプレーも高めることができた」と胸を張った。

 「80点」と振り返る第2ラウンドを支えたのは、ジャンボから譲り受けたSWだ。最終18番(パー5)は、残り18ヤードからの第3打を58・5度でピンそばにピタリと寄せてバーディーフィニッシュ。6位に浮上し、「コレのおかげ!」と頼れる“相棒”を絶賛した。

 高校2年だった16歳の時に知人に紹介されジャンボ軍団入り。すぐに「アプローチが下手」と指摘された。その後「低くてスピンが利く打ち方」の猛練習を積み、習得まであと一歩に迫ると「ジャンボさんから“これ打ってみろ”と言われて試してみたら(理想の)低い球が出て。“じゃあ、やるよ”」と愛用のSWをプレゼントされた。現在使用しているものは同モデルの3代目だが、ジャンボ自ら削ったお手製だという。

 首位の三浦とは3打差。ジャンボからは「ステップ(今季主戦場となる予定の下部ツアー)で優勝しないと、もう面倒見ないぞ!」と活を入れられているという。だが、2日連続で60台をマークし、レギュラーツアーの優勝をも射程圏に捉えた。さらにプロ転向2戦目で優勝すれば、宮里藍、佐伯三貴が持つ日本人最速記録を2試合更新する大偉業となる。ジャンボの想像をはるかに超える“大器”が、その素質を開花させる。

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