沙保里「引退」迫る 栄和人強化本部長「全日本に出ないなら」

[ 2018年2月8日 05:30 ]

 日本レスリング協会の栄和人強化本部長が、16年リオ五輪以降は戦線を離れている吉田沙保里(至学館大職)に進退の決断を促す。東京都北区の味の素ナショナルトレセンで行われたフリー、グレコ、女子の3スタイル合同合宿で「12月(の全日本選手権)に出ないなら、引退を考えてもいいと思う」と話した。

 20年東京五輪から逆算すると、来年の世界選手権を目指すことが必須。その選考会は12月の全日本選手権と例年6月に行われる来年の全日本選抜選手権だ。

 栄氏は「来年の世界代表にならないと、五輪は難しい」としている。コーチとして合宿に参加している吉田は「トータルで厳しいと思うが、迷うところがある」と胸の内を明かした。

続きを表示

2018年2月8日のニュース