東京五輪マスコット 最終3候補発表 小学生の投票で正式決定

[ 2017年12月7日 11:25 ]

2020年東京五輪・パラリンピック 公式マスコット最終候補3作品
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 20年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は7日、大会マスコットの最終候補3作品を発表した。正式採用する作品は11日から開始する全国の小学生による投票で決定し、来年2月28日に発表される。

 今年8月の公募で集まった2042件のデザイン案から、応募要項の基本条件を満たした1753件をマスコット審査会が選考。10月中旬に3作品を絞り込み、国内外の商標登録などをクリアしたとして今月1日に正式に最終候補として決定していた。

 候補はア、イ、ウの3案。

 【ア案】五輪マスコットは、伝統と近未来がひとつになった温故知新なキャラクターで、エンブレムでも用いられている市松模様と近未来的な世界観が特徴。パラリンピック(パラ)のマスコットは桜の触覚と市松模様の力強さが表現されている。

 【イ案】五輪は、招き猫と神社のキツネがモデルで、日本を暖める炎と大地から生まれたキャラクター。パラは、神社の守り神・狛犬がモデルになっている。

 【ウ案】五輪は、キツネと日本古来の匂玉を組み合わせたデザインで、日本古来の世界から飛び出したキツネのキャラクター。パラは、頭の上の葉を使った、日本古来の化けるタヌキから誕生したもの。

 この日は、審査会委員を務めるタレント中川翔子(32)が出席。「日本はキャラクターなど、そういった文化に囲まれている。どの作品も力強さ、かっこよさが含まれています。(投票する)小学生は迷ってしまうかもしれませんが、未来へと導く作品を選んでくれると思います」と呼びかけた。

 投票は小学校の各クラスで1票。期間は今月11日から来年2月11日まで。同28日に正式に発表される。来夏に名前も決定。ただ名前は商標権のハードルが高いため、改めて実績あるプロに依頼し、来年7〜8月に公表する見通し。

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