宇野昌磨101・51点でSP2位 トリプルアクセル転倒に「おもしろかった」

[ 2017年12月7日 20:36 ]

男子SPのジャンプで転倒、思わずあれっという表情の宇野昌磨(撮影・椎名 航)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは7日、名古屋市ガイシプラザで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権銀メダリスト・宇野昌磨(19=トヨタ自動車)が101・51点で2位発進した。

 演技を終えた宇野は舌を出して苦笑いを浮かべていた。4回転フリップ、トーループの4―3回転を決めたが、最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒。「おもしろかった」と振り返り、「踏み切った時に“踏み切っていない”という印象を受けて、いつもより強く(体を)締めたら、回りすぎたのか着氷の場所が違って氷がなかった」と解説した。

 転倒だけでなく、タイムオーバーもあって減点2。それでも、「久々に試合で緊張しなかった。最近、“いつも以上を出さないと”って思うけど、きょうはいつも通りという気持ちで練習みたいにできた」と振り返った。

 地元・名古屋での大舞台。「今まで出た試合の中で一番声援があたたかいと感じた。見守ってくれている雰囲気があった」。8日のフリーではサルコーを含め4回転を4種類5発挑戦する予定。「不確定要素もたくさんあるけど、できるジャンプはしっかり降りて、挑戦のジャンプは楽しんでやりたい」。首位のチェン(米国)とは1・81点差。地元の大声援を受けて、逆転戴冠を目指す。

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