単独首位の時松に2勝目の風 中止願う!?「台風に来てと…」

[ 2017年10月22日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン第2日 ( 2017年10月21日    千葉県千葉市 袖ケ浦カンツリー倶楽部=7119ヤード、パー71 )

9番、バーディーパットを決めギャラリーの声援に応える時松隆光
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 ツアー1勝の時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)が雨の中、8バーディー、1ボギーの64と伸ばして、通算9アンダーの133で単独トップ。2打差の2位に李尚熹(25=韓国)、さらに1打差で今平周吾(25=レオパレスリゾートグアム)ら3人が追い、石川遼(26=CASIO)は75と乱れ、2試合連続の予選落ちとなった。

 3打差を追ってスタートした24歳、時松が一気に首位を奪った。前半だけで6バーディーを奪うなど8バーディー、1ボギーの64。「攻めるところはしっかり攻めて、フェアウエーを捉えたときには迷わずピンを攻める」という積極姿勢が実った。

 秋を迎えて調子を上げてきた。初めてシード選手として迎えた今季は中盤まで予選落ちが10度。だがスイングを大きく、思い切って振り切るようにした結果、9月のANAオープン、トップ杯東海クラシックでいずれも2位に食い込んだ。この日も好調なショットに加え「パットも決まってくれた」と合計23パットに収めた。

 台風の影響で最終日の開催が危ぶまれる。「明日は無理」と諦めている選手も多く、中止となれば時松に2勝目が転がり込んでくる。プロとして「中止になってほしいなんて言えません。優勝争いをして、今後の自信にしたい」と語ったあとで「ちょっとだけ、台風に来てくださいという気持ちも」と正直に打ち明けた。

 ▼3位・重永亜斗夢 トップを意識した途端に、パットが入らなくなりました。できるだけ上に行って終わりたかったから。明日はできない感じはしますが、気持を切らさないように。(3打差トップの時松は福岡・沖学園の後輩)

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