神鋼 リコーに惜敗…開幕6連勝後3連敗 マッケイHC 選手交代の難しさ口に

[ 2017年10月22日 20:10 ]

<神戸製鋼・リコー>3連敗し、がっくりとひきあげる神鋼フィフティーン
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 トップリーグ第9節最終日が22日、ノエビアスタジアム神戸であり、神戸製鋼はリコーに10―15で惜敗し、開幕6連勝の後の3連敗でリーグ中断期間に入った。前半にリコーのCTBエリソンが比較的易しい位置からのPGを2度外す幸運がありながら、前半の無得点が響き、勝利につなげることはできなかった。

 2日前に37度後半の熱を出して練習を欠席したSO山中が早い時間帯に足のつりを訴えた。「つることはあまりない。水分が足りてなかったのかもしれない。前日は注意して水分を多めに取ったのですが」。WTB林は足を痛め、CTBバイフもつっていた。外に振るワイドな攻撃でCTB重の2トライがあったものの、バックス陣の運動量は後半に落ちていた。万能バックスの世界的名手アシュリークーパーの投入は後半39分。SO、FBができるベテラン正面をベンチで待機させたままノーサイドが告げられた。

 マッケイヘッドコーチは「(ロックの)伊藤が負傷したのが大きい。ラインアウトのオプションが減るため、ベッカーを外せなかった。ベッカーの調子も良く(攻撃時に外側に配置する形で)チャンスもつくっていた。10―15まで迫った状況でラインアウトのオプションを考えた時にベッカーが必要だった」と接戦の中での選手交代の難しさを口にした。

 とはいえ、ピッチ上に疲労の色が浮かびながら、FWを含めて交代カードを4枚残したままの敗戦。選手の歯がゆさは隠しきれなかった。

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2017年10月22日のニュース