桐生 復帰戦10秒05V、「がむしゃらに走ろう」で地力証明

[ 2017年7月24日 05:30 ]

陸上トワイライト・ゲームス ( 2017年7月23日    東京・代々木公園陸上競技場 )

男子100メートルを10秒05で優勝した桐生(中央)
Photo By スポニチ

 男子100メートル(タイムレース)は桐生祥秀(21=東洋大)が追い風0・6メートルの条件下、10秒05の大会新記録で制した。4位で世界選手権の個人代表を逃した6月24日の日本選手権から約1カ月。復帰戦で、地力を改めて証明した。

 「日本選手権で自分の走りができなかった分、こっちで取り返そうと思った」。1カ月前の敗戦後、失意から「1週間落ち込んで走らなかった」という。吹っ切れたのは、ひたすら自分を追い込んだから。「何も考えず、がむしゃらに走ろう」。誰もいない大学のグラウンドで50メートル走を1日70本走るという荒療治に出て目覚めた。8月4日開幕の世界選手権(ロンドン)は400メートルリレーのメンバー。やはり、この男の力は不可欠だ。

続きを表示

2017年7月24日のニュース