十両優勝は大奄美、元日大職員奮闘「自信になる」巴戦制した

[ 2017年7月24日 05:30 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2017年7月23日    愛知県体育館 )

十両優勝した大奄美
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 十両は3人の巴戦による優勝決定戦の末、日大から日大職員を経て角界入りした大奄美が初優勝を飾った。本割で3敗だった近大出身の朝乃山を破って11勝4敗。決定戦は東農大出身の豊山、朝乃山に連勝した。「決定戦は思い切りやろうと思った。今場所は攻めることができた。優勝は自信になる」と喜んだ。幕内では大学で同学年の御嶽海(東洋大)、北勝富士(日体大)、宇良(関学大)が活躍。「刺激になる。早く並べるようになりたい」とライバル心を燃やしていた。

 ▽十両優勝(11勝4敗)

 大奄美(だいあまみ=本名坂元元規)東8枚目、鹿児島県龍郷町出身、追手風部屋。日大相撲部から日大職員となり、15年に実業団横綱。16年初場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。17年初場所新十両。得意は右四つ、寄り。1メートル85、181キロ。24歳。

 ▽序二段優勝(7戦全勝)

 炎鵬(えんほう=本名中村友哉)東10枚目、金沢市出身、宮城野部屋。金沢学院大時代に世界選手権軽量級で2連覇。17年春場所初土俵。得意は左四つ、下手投げ。1メートル69、95キロ。22歳。

 ▼炎鵬 (優勝決定戦は)今までで一番緊張した。立ち合いをしっかりしようと思った。(今場所は)下からしつこくいけて、我慢もできていた。一番一番落ち着いて、想定通りの相撲が取れていた。

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2017年7月24日のニュース