松山 最終R1番で悪夢トリプルボギー、メジャー初Vならず

[ 2017年7月24日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 第146回全英オープン最終日 ( 2017年7月23日    英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=7156ヤード、パー70 )

全英オープン最終日 1番、バンカーから第4打を放つ松山
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 第3ラウンドで全英自己最少に並ぶ66をマークし通算4アンダーの5位で最終ラウンドに臨んだ松山英樹(25=LEXUS)は1番でトリプルボギーを叩くなど3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの72、通算2アンダーで14位タイだった。第3ラウンドを65で回ったジョーダン・スピース(23=米国)が、最終日もスコアを伸ばし通算12アンダーで初優勝を飾った。

 逆転優勝を目指し1番ティーに立った松山が悪夢に襲われた。3Wで放ったティーショットは大きく右に曲がってOBゾーンに飛び込んだ。打ち直しの一打をフェアウエーに運んだが、第4打はバンカーへ。第5打も寄らず4メートルのパットがカップに蹴られメジャー3度目、全英初のトリプルボギーを叩いた。

 その後もショットが精度を欠いて、なかなかバーディーチャンスをつくれない展開になった。8番でフェアウエーから4メートルに付けてようやく1つ取り返して通算2アンダー。首位のスピースと7打差でハーフターンした。

 第3日は前日の荒天がうそのように静まりバーディー合戦が展開された。ブランデン・グレース(29=南アフリカ)がメジャー新記録62をマークした。松山はショットが乱調気味だったが、それでも伸ばし合いに加わった。15番パー5で1メートルのバーディーパットがカップに蹴られた。しかしアプローチをミスした17番パー5で5メートルを沈めて取り返し、全英では15年第2ラウンドに並ぶ自己最少ストローク66で回った。

 しかし「いつも通り」「普通」と繰り返し「うまくいってないわけでもないし、うまくいっているわけでもない。普通に、まあいいプレーなんじゃないですかね」と淡々と振り返った。快晴微風のコンディションとグレースの猛チャージを見れば、手放しで喜ぶわけにはいかなかった。

 ホールアウト時に「5打、6打、どれくらいか分からないけど、まあ面白いかなと思う」と話していたトップとの差。7打まで広がり、最終日は猛チャージが必要になったが思うように伸ばせなかった。

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