修造氏、錦織敗因はメンタル面「このままだとGS制覇ありえない」

[ 2017年6月8日 02:57 ]

松岡修造氏
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 テニスの全仏オープンは7日、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング9位の錦織圭(27=日清食品)は世界1位のアンディ・マリー(30=英国)に激戦の末敗れた。試合を生中継したWOWOWで解説を務めたスポーツキャスターの松岡修造氏(49)は試合後、敗因は錦織のメンタル面にあると指摘。「このままだとグランドスラム制覇はありえない」と厳しい言葉を述べた。

 試合終了直後、「正直、悔しくて仕方ない」と胸の内を語った松岡氏。「僕は圭のことが好きだし、信じているから言いますけど」と前置きし、「このままのメンタルだとグランドスラム制覇はありえないです」と断言した。

 錦織は第1セットを6―2と圧倒しながらも、続く第2セットは1―6。また、第3セットでは2度のブレークバックでタイブレークへもちこみながらも、このタイブレークを0―7の一方的な展開で落とした。

 松岡氏は「諦めている訳ではないし、本当に頑張っている。でも、トップ選手に一番必要な集中力がパッと途切れる」と指摘。「これだけが、残念で残念で仕方ない」と心の底から悔しがった。

 厳しい言葉を送る一方で「あの崖っぷちから、ベスト8まで頑張った。クレーコートの準備をする時間もなかなかなかった部分もありますから」とねぎらいの言葉も。「僕が厳しすぎるのかな…」とつぶやいていた。

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2017年6月7日のニュース