藤井がW杯開幕戦V 五輪採用のSクライミング

[ 2017年4月9日 08:18 ]

スポーツクライミングのW杯開幕戦で優勝し、ガッツポーズする藤井快
Photo By 共同

 2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングのワールドカップ(W杯)は8日、スイスのマイリンゲンで今季開幕戦となるボルダリング第1戦の準決勝と決勝が行われ、男子は昨季W杯総合2位で24歳の藤井快(東京都連盟)が優勝した。渡部桂太(三重県連盟)が3位に入り、杉本怜(東京都連盟)は4位。1〜4位は完登数1で並んだが、藤井は完登に要した試技数が最も少なかった。

 女子で昨年の世界選手権銀メダリストの野中生萌(東京都連盟)は完登数1で3位だった。昨季W杯総合を制したショーナ・コクシー(英国)が4課題(コース)全てをクリアして優勝した。

 ボルダリングは複数の課題に臨み、完登した数を競う。東京五輪は登る速さを競うスピードと、登った高さを競うリードを合わせた3種目の総合で争われる。

 ▼藤井快の話 調子が良くないと感じていたので率直に驚いている。(完登した課題は)もう一度やれと言われてもできない。1回で決めようと集中した。

 ▼渡部桂太の話 決勝に進んだのも初めてで、楽しむしかないと思った。3位に入ってかなり自信になる。

 ▼野中生萌の話 初戦で表彰台に立ててすごくうれしい。去年は(W杯のボルダリングで)過去最低の14位だったので、気を引き締めた。

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2017年4月9日のニュース