琴奨菊、家族に誓う大関復帰「頑張っている姿を見せなアカン」

大相撲春巡業

７日に第１子が誕生した琴奨菊
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　大相撲の関脇・琴奨菊（３３＝佐渡ケ嶽部屋）が第１子誕生から一夜明けた８日、神奈川県藤沢市で行われた春巡業で、笑顔を満開に咲かせた。７日は偶然にも巡業が休みで病院へ駆け付けたという。「元気な産声を聞いて嫁も元気だったので凄くうれしかった。喜びを分かち合えるように頑張っていきたい」。名前は自身の本名・一弘から「一」を付けるかを検討中だ。

　昨年初場所で初優勝したが、その後は膝などの故障で不振となり、今年の春場所で関脇に転落した。９勝止まりで１場所での大関復帰はかなわなかったが、逆境でのうれしい知らせに「失うものもあれば、得るものもある」と笑顔が絶えなかった。「（相撲を）やりきった感はない。嫁に頑張っている姿を見せなアカン」。苦難の先に最高の幸せをつかむ。