安藤友香、初マラソンで日本人最高2位 日本歴代4位で世陸代表内定

[ 2017年3月12日 11:30 ]

2時間21分36秒で日本勢トップの2位でゴールする安藤友香
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 世界選手権(8月、ロンドン)代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンが12日、ナゴヤドーム発着で行われ、初マラソンの安藤友香(22=スズキ浜松AC)が日本歴代4位の2時間21分36秒をマークし、日本人トップとなる2位。日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒を突破し、世界選手権代表に内定した。ユニスジェプキルイ・キルワ(32=バーレーン)が2時間21分17秒で大会3連覇を飾った。

 スタート直後に転倒するアクシデントもあったキルワがレースを引っ張り、日本勢は安藤、清田真央(23=スズキ浜松AC)、石井寿美(21=ヤマダ電機)らが先頭集団に。20キロまでに清田と石井が先頭集団から遅れ、中間地点で早くもキルワと安藤の一騎打ちとなる。

 キルワが33キロ過ぎの上り坂で仕掛けて引き離そうとしたが、安藤も必死に食らいつく。その後、徐々にキルワに差を広げられたが粘りの走りを見せ、2時間21分台の好タイムでゴールに飛び込んだ。2時間21分36秒は初マラソンでは日本女子歴代最高記録。野口みずき(2時間19分12秒)、渋井陽子(2時間19分41秒)、高橋尚子(2時間19分46秒)に次ぎ、日本歴代4位の快記録となった。安藤と同じスズキ浜松AC所属の清田が2時間23分47秒で3位に入った。

 世界選手権の女子マラソンの枠は最大3。選考会は(1)さいたま国際(2)大阪国際(3)名古屋ウィメンズ(4)北海道)。(1)〜(3)で日本人1位となり、日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒を選考会終了までに突破した選手は内定。ほかに(1)〜(3)で日本人3位以内、(4)で日本人1位の中から総合的に選考される。今年1月の大阪国際では重友梨佐(29=天満屋)が2時間24分22秒で優勝し、代表選出が有力に。昨年11月のさいたま国際では那須川瑞穂(37=ユニバーサルエンターテインメント)が2時間33分16分の5位で日本人トップ、昨年8月の北海道では吉田香織(35=TEAM R×L)が2時間32分33秒で優勝している。

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