サンダーのウエストブルック 歴代単独2位のシーズン32回目のトリプルダブル達成

[ 2017年3月12日 15:59 ]

シーズン32回目のトリプルダブルを達成したサンダーのウエストブルック(AP)
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 NBAは11日に各地で12試合を行い、サンダーのラッセル・ウエストブルック(28歳)は地元オクラホマシティーでのジャズ戦で33得点、11リバウンド、14アシストをマーク。1968年のウィルト・チェンバレン(当時76ers)を抜いて歴代単独2位となるシーズン32回目のトリプルダブルを達成した。

 試合は112―104(前半62―66)でサンダーが勝って37勝29敗。ジャズは第3Q終了時点で15点差をつけられ、第4Qは22得点を挙げたダンテ・エクサム(21歳)らベンチ勢で応戦したが点差は縮まらなかった。

 東地区全体首位のキャバリアーズは敵地オーランドでマジックに116―104(前半59―51)で勝って43勝21敗。レブロン・ジェームズ(32歳)が24得点、12リバウンド、13アシストで自己最多となるシーズン9回目のトリプルダブルをマークし、チームの連敗を3でくい止めた。

 マジックは24勝43敗。アキレス腱を痛めていたセンターのニコラ・ブーチェビッチ(26歳)が5試合ぶりに復帰して20得点と16リバウンドを記録したが勝利にはつながらなかった。

 カワイ・レナード(25歳)を脳振とう、ラマーカス・オルドリッジ(31歳)を不整脈で欠いたリーグ全体2位のスパーズは地元サンアントニオで1位ウォリアーズを107―85(前半64―44)で退けて51勝14敗。ガードのパティー・ミルズ(28歳)が5本の3点シュートなどで21得点を稼ぎ、ウォリアーズとの差は0・5ゲームとなった。

 13日間で8試合目となったウォリアーズはステファン・カリー(28歳)、クレイ・トンプソン(27歳)、ドレイモンド・グリーン(27歳)、アンドレ・イグダーラ(33歳)の主力4選手を休養させて“頂上決戦”に臨んだが最大28点差をつけられて完敗。3季ぶりの3連敗で52勝14敗となった。主力不在とあってドラフト2巡目指名(全体38番目)のガード、パトリック・マッコー(21歳)が先発したが、42分出場しながら放った12本のフィールドゴールをすべて失敗。わずか2得点に終わるなど期待された若手の奮起はなかった。

 ウィザーズは2日連続となった延長戦を125―124(前半49―70、延長13―12)で制し、敵地ポートランドでトレイルブレイザーズを下して5連勝。41勝24敗として東地区全体2位の座を堅持した。

 ジョン・ウォール(26歳)が39得点、ブラドリー・ビール(23歳)は26得点をマーク。延長の残り0・4秒にはマーキーフ・モリス(27歳)がベースライン左からジャンプシュートを決めて劇的な勝利を収めた。

 ウィザーズが21点差以上をはねのけて勝ったのはブレッツ時代の1987年1月のバックス戦(22点差)以来。前半21点差からの勝利は、今季のNBAでは最大点差となった。 

 トレイルブレイザーズは28勝36敗。C・J・マッカラム(25歳)が34得点、ダミアン・リラード(26歳)は33得点をマークしたが、チームの連勝は4でストップした。

 <その他の結果>

クリッパーズ(40勝26敗)112―100 76ers(23勝42敗)、ピストンズ(33勝33敗)112―92ニックス(26勝40敗)、ペリカンズ(26勝40敗)125―122(延長)ホーネッツ(29勝37敗)、ヒート(32勝34敗)104―89ラプターズ(38勝28敗)、バックス(32勝33敗)102―95ティンバーウルブス(27勝38敗)、ホークス(37勝29敗)107―90グリズリーズ(36勝30敗)、サンズ(22勝44敗)100―98マーベリクス(28勝37敗)、ナゲッツ(31勝35敗)105―92キングス(25勝41敗)

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