稀勢「国技館3連覇」だ 力士選手権、初場所に続き勝ち癖つける

[ 2017年2月5日 05:30 ]

けいこ後に見学者と記念撮影を行う稀勢の里
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 新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が“国技館3連覇”に挑む。日本大相撲トーナメントは5日、両国国技館で開催される。大会前日の4日、稀勢の里は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で約1時間、基本運動を中心に汗を流した。初優勝を飾った初場所後は横綱昇進関連行事で、本格的な稽古はできていないが「勝ち癖をつけるのも大事」とトーナメント大会で結果を出すことを重要視している。

 昨年10月に国技館で開催された力士選士権で初優勝。「あれも(初場所Vの)きっかけになっている」という。新横綱として臨む初の大会を制すれば、初場所も含めて国技館3連勝となる。この日は土俵の外で若い衆を相手に立ち合いの確認を行い、1日で何番も取る大会を見据え左右それぞれの足で踏み込んだ。

 トーナメントの前には国技館で初めての土俵入りに臨む。1月27日の明治神宮奉納土俵入りではぎごちないところもあったが「イメージトレーニングはしている」と準備はできている。元横綱・初代若乃花の元二子山親方の言葉を借りて「横綱がやれば土俵入りだから」と“稀勢の里らしい”雲龍型を目指していく。

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2017年2月5日のニュース