柔道の西田が涙の引退会見 10年世界一、五輪に縁なしも「本当に幸せ」

[ 2016年12月15日 19:59 ]

 柔道女子52キロ級で2010年世界選手権を制した西田優香(30)=了徳寺学園職=が15日、千葉県浦安市の了徳寺大で引退記者会見を開き「五輪出場の夢はかなわなかったが、世界チャンピオンになれた。本当に幸せな柔道人生だった」と涙ながらに話した。当面は所属先で後進を指導する。

 鹿児島県出身の西田は淑徳大時代から国際舞台で活躍し、切れ味鋭い背負い投げで世界選手権は07年に3位、11年に準優勝。だがリオデジャネイロ五輪まで3大会連続出場した中村美里(三井住友海上)に阻まれ、五輪代表経験はない。初戦敗退した11月の講道館杯全日本体重別選手権が現役最後の試合となり「夢の諦め方が分からなかったが、五輪が現実でなくなり闘う理由を探せなかった」と述べた。

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2016年12月15日のニュース