坂本3位も「そんなに世界は甘くない」紀平は「すごく緊張」

[ 2016年12月10日 03:23 ]

フォトセッションする左から2位・グバノワ、1位・ザギトワ、3位・坂本
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 フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)ファイナルは9日、フランスのマルセイユで女子フリーを行い、SP2位の坂本花織(16=神戸ク)はジャンプで転倒もあったが、フリー111・85点、合計176・33点で3位。

 09年の村上佳菜子以来の優勝はならなかったが、日本勢では2014年の樋口新葉(日本橋女学館高)、15年の本田真凜(関大中)の3位続いて3年連続の表彰台となり「初めてのジュニアGPファイナルで3位はすごくうれしい」と語った。それでも「今までの試合で一番緊張した。ロシアの選手が凄すぎて、引いてしまった。そんなに世界は甘くない」と今後へ気を引き締めていた。

 SPで5位と出遅れた紀平梨花(14=関大KFSC)は、トリプルアクセルは転倒したものの、その後はうまくまとめフリー120・38点、合計175・16点で4位となり「すごく緊張しました。緊張があるとトリプルアクセルは下りられない。終わっても震えが止まらなかった。気持ちで結果が決まってしまう」と語った。

 SP首位のアリーナ・ザギトワ(14=ロシア)は、フリーも後半にジャンプを集中させるプログラムでパーソナルベストの136・51点、合計でも207・43点をマークし優勝。SP3位のアナスタシヤ・グバノワ(16=ロシア)がパーソナルベストの133・77点をマークし、合計194・07点で2位となった。

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