小平 500メートルでV!開幕から出場した4レースで全勝

[ 2016年12月10日 01:25 ]

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)第4戦は9日にオランダのヘーレンフェインで開幕し、女子500メートルで小平奈緒(相沢病院)が37秒69の好記録で圧勝した。欠場した第3戦を除き、今季開幕から出場した4レースで全勝。于静(中国)が37秒81で2位、辻麻希(開西病院)が37秒97で3位。郷亜里砂(イヨテツク)は7位、神谷衣理那(高堂建設)は13位だった。男子500メートルは長谷川翼(日本電産サンキョー)と村上右磨(村上電気)がエントリー。格下のBクラスでは羽賀亮平(日本電産サンキョー)が35秒26で3位となった。

 今季の女子500メートルで負けなしの小平がまたも表彰台の頂点に立った。同走だった五輪2連覇中の李相花との争いを、37秒69の好タイムで制した。昨季まで2シーズンを過ごした本場オランダのリンクで圧倒的な滑りを見せた。

 内側のレーンからスタートし、100メートルの通過は10秒4と上々。調子の上がらない五輪女王を尻目にぐんぐん加速し、0秒64差をつけた。

 W杯での連勝にはこだわらず、来年2月以降の大会を視野に調整を優先して第3戦は遠征に参加しなかった。その大会で、日本勢はメダルラッシュ。「勢いを自分への追い風にしたい」と話していた30歳のエースがきっちりと実力を示した。

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2016年12月9日のニュース