紀平“超大技”挑む ジュニア女子SP5位から巻き返しへ

[ 2016年10月29日 05:30 ]

フィギュアスケート 西日本選手権 ( 2016年10月28日    京都市・京都アクアリーナ )

西日本フィギュア ジュニア女子の紀平梨花
Photo By 共同

 フィギュアスケートの西日本選手権は28日、京都市の京都アクアリーナで行われ、女子ジュニアのショートプログラムに出場した紀平梨花(14=関大KFSC)はジャンプに失敗して、59・86点の5位と出遅れた。きょう29日のフリーで女子世界初となる3回転半―3回転トーループの連続ジャンプに挑む。首位は66・25点の坂本花織(16=神戸ク)。世界ジュニア女王の本田真凜(15=大阪・関大中)が65・46点の2位につけた。

 紀平が大技挑戦を宣言した。「トリプルアクセルとトーループを入れられたら。練習にもよりますが今は入れようと思っています」。9月のジュニアGPシリーズ・スロベニア大会で女子史上7人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させた。1つだけでも難しい技に、3回転トーループも加えるのが今回の試みだ。成功すれば、国際スケート連盟公認大会で女子が過去に決めた例はないだけに、快挙となる。

 ショートプログラムは5位と出遅れた。連続ジャンプで着地に失敗。演技終盤にはつまずいて転倒する場面もあった。紀平は「いろいろとジャンプを考えてしまった。もっと集中した方が良かった」と反省。だが、同じ失敗は繰り返さない。9日の近畿選手権は大技を回避したが、今回はフィギュア史に残るシーンが訪れるかもしれない。

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2016年10月29日のニュース