スケートカナダ男子SP GP初戦の羽生4位発進 無良2位 チャン首位

[ 2016年10月29日 11:40 ]

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ、羽生結弦のショートプログラムの演技(AP)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダ第1日は28日(日本時間29日)、オンタリオ州ミシソーガで男子ショートプログラム(SP)が行われ、今季GPシリーズ初戦となる羽生結弦(21=ANA)は79・65点で4位スタートと出遅れた。首位とは10・91点差。無良崇人(25=洋菓子のヒロタ)が81・24点で2位につけた。

 パトリック・チャン(カナダ)が90・56点で首位に立った。

 羽生は最初のジャンプ、4回転ループで着地に失敗し、右ひざをついた。続く4回転サルコー―3回転トーループも、サルコーが3回転になって単発に。最後のジャンプ、トリプルアクセルは鮮やかに成功した。

 男子フリーは29日(日本時間30日)に行われる。

 前日27日の公式練習、羽生は4回転ループなど3種類の4回転ジャンプを入念に確認。サルコーが乱れた場面があったが、ループやトーループは着氷。「気持ち良く練習できました。80、90点の出来です」という仕上がりだった。

 4週間前の自身初戦、オータム・クラシックはSPで史上初の4回転ループを成功。88・30点で首位に立った。一方、左足甲のじん帯を昨季痛めて調整が遅れた影響で、フリーは後半のジャンプなどにミスが続出した。その反省からジャンプを単発ではなく、プログラムとしてまとめる練習を繰り返してきた。

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