15歳JK美祈 1差キープ!父キャディーと後半巻き返し!

[ 2016年10月1日 05:30 ]

女子ゴルフツアー日本女子オープン第2日 ( 2016年9月30日    栃木県那須烏山市 烏山城カントリークラブ二の丸・三の丸コース=6506ヤード、パー71 )

18番グリーンで父・勝さん(右)とラインを読む長野未祈

 18番、3メートルのパットを沈めてバーディーで締めた15歳の長野は観客に向かって丁寧にお辞儀をした。2位をキープし「良い位置にいる」とうなずいた。キャディーを務めた父・勝さん(49、自営業)に「ボールに当たる気がしない」と漏らすほど緊張していた。前半2つボギーを叩いたが、8番で4・5メートルのバーディーパットを決めて「気持ちを切り替えた」。10番は2・5メートル、11番は5メートルを入れて連続バーディー。「後半ショットがピン筋に行って調子が良くなった」と満足げに振り返った。

 小学5年生の秋から韓国人コーチのボン・ミョンジン氏の指導を受けている。父・勝さんは「スイングは出来上がりつつある」と語る。過去3年は12月からマレーシアで1カ月以上の合宿を実施。ボン氏の弟子の韓国人プロらとゴルフ漬けになる。午前18ホール、午後9ホールをラウンド。その後、宿舎まで7キロをランニング。プロ相手に気後れしないのはこうした経験があるからだ。

 首位と1打差。1988年のツアー制施行後でアマ初のメジャー制覇も、15歳293日で勝った勝みなみを15日更新するツアー最年少優勝も視界に入る。長野は「明日はピン位置も難しくなると思うけどトータルスコアを崩さないようにと思っている」と引き締めた。

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2016年10月1日のニュース