川崎 “神奈川ダービー”制し初白星 昨季NBL王者ようやく

[ 2016年10月1日 05:30 ]

<川崎・横浜>第3クオーター、攻め込む川崎・辻(右)

Bリーグ 川崎87―85横浜

(9月30日 川崎市とどろきアリーナ)
 優勝候補の川崎が初白星を挙げた。川崎市とどろきアリーナで行われた、昨季bjリーグ東地区10位の横浜との“神奈川ダービー”に87―85で勝利。2連敗でスタートした昨季NBL王者が1勝を皮切りに初代王者へ突き進む。 

 ともに初白星を目指し神奈川ダービー。待望の1勝を飾ったのは川崎だった。主将の篠山は「ホーム開幕戦でどれだけ人が来るのか期待していた。最高の雰囲気の中でできて幸せ」と3366人が集まった会場を見渡して笑った。

 第2Q終了で14点差。ワンサイドの展開から一転、最後は肝を冷やした。最終第4Qは2度も1点差に詰められたが、それでもこの日最多31得点の元NBAファジーカスが勝負どころで決めた。

 川崎は過去、集客に苦しんだ。「ただ勝つだけのバスケットをやっていても初めて見る人には分からない」と日本代表の辻。ノールックパスなど派手なパフォーマンスでファンへのアピールも意識した。前身の東芝神奈川時代は大企業に守られ練習最優先だった日々もプロ化してスタッフはチケットを手売りし集客に力を注ぐ。篠山は「“バスケといえば神奈川”と言われるぐらい白熱した試合を横浜と見せたい」と語った。実力だけでない、魅力あふれるチームとなって頂点を狙う。

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2016年10月1日のニュース