羽生 歴史的快挙も「僕にとっては関係ない」連続ジャンプ失敗で氷叩く

[ 2016年10月1日 12:24 ]

今季初戦に臨んだ羽生結弦
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フィギュアスケート オータム・クラシック男子SP

(9月30日 カナダ・モントリオール)
 今季初戦の舞台で世界初となる4回転ループを成功させた羽生。今オフは左足甲の靱帯損傷で氷上練習ができない時期もあった中、半年ぶりの実戦となり滑走前は「緊張した」というが、演技冒頭で大技に臨むと流れるように着氷させた。

 新たな歴史をつくったが、それでも「みなさんは驚くかと思うが、僕にとっては関係ない」と満足した様子はない。悔しさをにじませたのは、4回転―3回転の連続ジャンプでの失敗。最初のサルコーが1回転となり、後半のトーループはバランスを崩して転倒した。「プログラムを完成しきれなかったことがただただ悔しい」。演技が終わると転倒した場所の氷を叩いて悔しがったほどだった。

 トップ発進ながら、得点も世界歴代最高の自己ベストを20点以上下回り「もっと練習しなくちゃいけない」と喜びはなし。会心の演技と笑顔は1日のフリーで披露する。

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2016年10月1日のニュース