会場建設中止案に水連など困惑 見直し関係競技団体が声明

[ 2016年9月29日 18:46 ]

 2020年東京五輪・パラリンピックで東京都が整備する三つの競技会場の建設中止を含めた抜本的な見直し案が提言されたことに、関係する競技団体は29日、声明を発表した。日本水泳連盟は「五輪水泳センター」が対象となったことに「計画が確定したと認識しており、大変困惑している」とした上で、予定通りの完成を要望した。

 バレーボール会場の「有明アリーナ」が言及されたことに、日本協会は「建設計画は東京都、国際オリンピック委員会、国際バレーボール連盟との間で調整され、既に合意に至ったものと認識している」と強調した。

 ボートとカヌー・スプリント会場「海の森水上競技場」は宮城県登米市の長沼ボート場への変更が提案された。日本ボート協会は「仮設ではなくレガシー施設として建設が確定したと認識している」と不満を表明した。

 日本カヌー連盟は計画の再検討自体には「異存はない」と理解を示しながら、19年8月にテスト大会を予定していることから、同年4月までに海の森水上競技場を整備するよう「東京都に要望していく所存」とした。

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2016年9月29日のニュース