井上氏ら リオ五輪を総括 JOCコーチ会議

[ 2016年9月29日 05:30 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)は28日、都内で各競技の強化担当者を集めたコーチ会議を開いてリオデジャネイロ五輪を総括し、金メダル獲得競技の現場責任者による討論会では、柔道男子の井上康生氏や競泳の平井伯昌氏らが指導法や理念を披露し、世界一への強化策を共有した。

 井上氏は「意識」「練習内容」「体力」「組織」「科学」と強化の軸に据えた5本柱を紹介。「何より大切なのは覚悟。覚悟を決めることであらゆる状況に対応できる」と訴えた。平井氏は「最後に大きな課題となる弱点に着手できるか。選手に嫌われることを言っても、最終的に成功して感謝される立場であるべきだ」と指導者の心構えを説いた。

 JOCの橋本聖子選手強化本部長は「いい流れができているチームジャパンがさらに結束して、未来に向かっていきたい」と述べた。

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2016年9月29日のニュース