小柳 4場所で十両!3代目「豊山」へ 新潟出身大関に期待

[ 2016年9月29日 05:30 ]

関取となった小柳(右)は時津風親方と握手する

 日本相撲協会審判部は東京・両国国技館で大相撲九州場所の番付編成会議を開き、東農大出身の小柳(23=時津風部屋)、大翔鵬(22=追手風部屋)、明生(21=立浪部屋)の3人の新十両昇進を決めた。小柳は三段目最下位格付け出しで春場所にデビューし、所要4場所での昇進。将来的に「豊山」を名乗る見通しとなった。元幕内・山口(27=宮城野部屋)、竜電(25=高田川部屋)の2人が再十両となった。

 所要4場所でつかんだ関取の座。小柳は「上出来です」と喜んだ。東幕下筆頭の秋場所は3連敗から4連勝するなど粘り強さもあるホープ。十両も本名で取るが、将来的には「豊山」を名乗る。

 豊山は過去に2人おり、ともに新潟県&東農大出身で、時津風部屋に所属した。同じ道を歩む小柳の改名については、既に初代豊山で先々代時津風親方の内田勝男氏から了承を得ている。関係者によると、新入幕で3代目襲名となるもようだ。

 初代は大関まで進み、引退後は理事長職も務めた。2代目は小結まで昇進している。馬力のある押しが魅力の小柳には、新潟県では初代豊山以来となる大関昇進の期待もかけられている。「最終的にそうなれば」と謙虚に話した小柳。稽古場では兄弟子の幕内・正代を圧倒する男が、ざんばら髪のまま十両の土俵に旋風を起こす。

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2016年9月29日のニュース