パラ五輪自転車代表・鹿沼が楽天戦で始球式「応援うれしい」

[ 2016年6月26日 14:25 ]

始球式を務めたリオパラリンピック自転車競技代表の鹿沼由理恵さん

 リオデジャネイロパラリンピック自転車競技代表の鹿沼由理恵(35=楽天ソシオビジネス)が26日、コボスタ宮城で行われた楽天―ソフトバンク戦で始球式を務めた。

 「リオで1番を目指すという意味で選んだ」と背番号「1」のユニホーム姿でマウンドへ。惜しくもノーバウンドで捕手・足立のミットには収まらなかったが、スタンドからは温かい拍手が送られた。

 鹿沼は「すごく緊張したけれど、これだけの方に応援して頂いてうれしい」と喜び、直前に流れた君が代に触れ「今度は自分が国歌を流せるようにしたい」と意気込んだ。

 鹿沼が出場するのは、自転車競技の「視覚障害」のタンデムという2人乗りのクラス。前にはパイロットと呼ばれる健常者が乗り、ハンドル操作などを行う。「自転車は個人競技だけれども、メカニックをサポートする人やパイロットもいる。野球のようにチームワークが必要。息のあったところ、パワフルなところを見て欲しい」と語る。

 リオに向けて「残り2カ月、今まで以上に集中してリオで全力を出し切りたい」と意気込んだ。

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2016年6月26日のニュース