勇太“目覚めた”5差 時差ぼけ解消「バーディーいっぱい取る」

[ 2016年6月26日 05:30 ]

ホールアウトしギャラリーの拍手に応える池田勇太

男子ゴルフツアーISPSハンダグローバルカップ第3日

(6月25日 石川県羽咋市 朱鷺の台カントリークラブ=6834ヤード、パー71)
 池田勇太(30=日清食品)が首位と5打差に踏みとどまった。時差ぼけが解消し、5バーディー、3ボギーの69をマークし通算9アンダー、204で11位。五輪出場へと前進し、生涯獲得賞金8億円突破が懸かる優勝を目指す。エミリアノ・グリジョ(23=アルゼンチン)が67で回り、通算14アンダーで首位をキープした。
【第3R成績】

 体が動いて、上がりが良ければ“勇太節”も全開だ。13番から5ホールでスコアを4つ伸ばして69。「ショットは3日間で一番良かった。トップとは離れたけれど、最善を尽くして明日はバーディーをいっぱい取るつもり」。上位10人に海外勢8人が占める展開に池田が宣戦布告した。

 睡眠マネジメントがようやく実った。全米オープンを終え20日に帰国。予選ラウンドは時差ぼけに苦しんだため、2日目のラウンド後は午後5時から酒を飲み、6時から時間をかけ食事。眠いのを我慢し宿泊先でも再びビールを飲み、10時に就寝した。約8時間の睡眠を取ったおかげで13、14番はSWでOKの距離につけバーディー。16番はアプローチを寄せ、17番は2メートルを入れて再び連続バーディーを奪った。

 今大会は海外招待選手が多く、通常のツアーより世界ランクのポイントが高い。世界ランクは現在日本人2番手の88位で五輪出場圏内。早く当確ランプをともしたい一心だ。ジカ熱などで五輪出場を辞退する海外勢が多い中、「俺は辞めないよ。国を代表する五輪だから」という。優勝すれば生涯獲得賞金は8億円を突破。5打差を逆転し、おいしいVをかっさらう。

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2016年6月26日のニュース