帝王ニクラウス　復帰に励むウッズの近況明かす「体の痛みなく良好」

タイガー・ウッズ　（ＡＰ）

　男子ゴルフの４大大会で歴代第１位の通算１８勝を誇るジャック・ニクラウス（７６＝米国）は、腰の手術からツアー復帰を目指すタイガー・ウッズ（４０＝米国）の近況を明かした。

　米国のスポーツ専門局ＥＳＰＮが２８日に伝えたところによると、ニクラウスとウッズは２５日に会食。その席でウッズは体調が良好で、体に痛みを感じることなくパットやチッピングなど、ショートゲームの練習を行っているとニクラウスに話したという。

　さらにニクラウスは同局に対して「自分が４０歳の時は、とても状態が良かった」とコメント。年齢によってウッズの能力が衰えることはないであろうとの考えを述べていた。ちなみに、ゴルフ界の帝王は４０歳時、４大大会で２勝の好成績。青木功との死闘で知られる全米オープンに加え、全米プロ選手権も制した。

　ウッズは現在、米ツアーで歴代２位の通算７９勝。この数字は帝王ニクラウスの歴代３位となる通算７３勝を上回るが、４大大会では通算１４勝と帝王超えは果たせていない。この事実についてニクラウスは「自分の記録が破られることを望む人はいないと思う。でも、健康上の問題で選手からその機会が奪われてしまうのは嫌だな」と語っていた。