角野 冬季Xゲーム初V!「夢のようで最高の瞬間」

[ 2016年2月29日 05:30 ]

ビッグエアで初優勝した角野のジャンプ(AP)

 スキーなどの競技を独自のルールで実施する冬季Xゲームは27日、ノルウェー・オスロでスノーボードのビッグエア決勝が行われ、ソチ五輪スロープスタイル代表の角野友基(19=STANCER)が初優勝した。26日の予選を5位で通過し、上位8人による決勝では1回目に最高点の90・66点をマークした。巨大なジャンプ台を滑り降り、高さや回転技の難度、着地の出来栄えを競うのがビッグエア。同種目が初採用される18年平昌五輪への期待も高まった。

 憧れの舞台で金メダルをつかみ取った。これまでは2位が最高だった角野は「夢のようで最高の瞬間でした」とフェイスブックに優勝の喜びを記した。

 1回目にバックサイド・トリプルコーク1620を完璧に決め、90・66でトップに立った。1月の大会で優勝したマックス・パロット(21=カナダ)が2回目に同じトリックで挑んできたが、0・33差で逃げ切った。角野はスロープスタイルで14年ソチ五輪に出場。ただし、より結果を残しているのはビッグエアで、平昌五輪での金メダルにも大きな期待が懸かる。

 前日にスノーボード・ハーフパイプで日本人初優勝を果たした平野歩夢(17=バートン)に続く連日の金メダル。五輪に匹敵する世界最高峰の大会で、日本人ライダーが大きな存在感を示した。

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