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また選考グダグダ…東京マラソン日本勢惨敗でリオ男子代表1枠放棄も

会見する日本陸連・尾県専務理事(左)と酒井強化副委員長

東京マラソン
(2月28日 東京都庁前~東京ビッグサイト)
 リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた男子は、高宮祐樹(28=ヤクルト)が日本人トップの8位に入ったが、2時間10分57秒に終わった。2時間6分56秒で優勝したフェイサ・リレサ(26=エチオピア)と4分1秒の大差に日本陸連も低評価で、びわ湖毎日(3月6日)の結果次第で最大3枠のリオ派遣枠を使い切らない可能性も浮上。福士加代子(33=ワコール)が大阪国際を制しながら名古屋ウィメンズ(3月13日)にもエントリーして混乱する女子に続き、男子の選考も不穏な空気が漂ってきた。

 有力選手が集った東京が、大会史上最悪の結果に終わった。日本人トップの高宮ですら、2時間10分57秒。優勝選手と日本人トップとの4分1秒差は過去最大だ。日本陸連の酒井勝充・強化副委員長(55)が「ちょっと物足りない」と話すように、リオ有力とは程遠い低評価。びわ湖毎日も日本勢が不振に終わった場合、代表3枠全てを埋めない可能性について、「何とも言えないのが現状。3枠を保証するものではないと(選考要項で)うたっている」と話した。

 この方針に青学大・原監督が異を唱えた。指導する青学大の19歳・下田が、10代日本最高となる2時間11分34秒で日本人2位の10位と好走。「枠を埋めないくらいなら、東京五輪も見据えて下田を入れるべき。伸びしろは計り知れない。タイムうんぬんじゃない」。この日は28歳の高宮に敗れても、若手の将来性を考慮すべきという意見だが、酒井強化副委員長は「将来性ということは我々の中では(選考基準に)入れていない。高宮が今回のトップ」とした。

 もちろん、派遣人数を最大の3から減らすかどうかは、びわ湖毎日の結果次第だ。同大会には、昨年12月の福岡国際で8位と惨敗した川内優輝(28=埼玉県庁)がエントリー。選考会再挑戦の川内が代表に入るためには、日本陸連が設定する2時間6分30秒を切るしかない。仮に2時間8分の日本人トップでも川内は選ばれない。選考基準通りとはいえ、3大会でトップのタイムを出した選手が落選すれば、世論の反発を招く可能性がある。

 女子の選考では、福士が大阪国際で設定記録を突破して優勝しながら、名古屋ウィメンズにもエントリー。福士サイドに出場を取りやめるよう要望するなどパニック状態の日本陸連が、東京の低調な男子でさらに混乱に陥った。男女とも選考会は残り1大会。さまざまな火種を抱えたまま、リオ・ロードは最終章を迎える。

 ▼リオデジャネイロ五輪への道 男女とも枠は最大3。男子の国内選考会は昨年12月の福岡国際、東京、3月のびわ湖毎日。(男女とも/最大3枠/)各大会の日本人上位3人が選考対象となり、日本陸連の設定記録2時間6分30秒を突破した選手は優先的に1人選出される。1度目の選考会の成績が優先され、再挑戦した場合は設定記録突破時のみ考慮される。代表発表は3月17日。

 ▼陸上の五輪出場枠 国際陸連(IAAF)が各種目に定める参加標準記録を破っている選手が、1カ国・地域で最大3人出場できる。男子マラソンの参加標準は2時間18分で、100メートルの10秒16などと比較するとハードルは低い。

 ▼過去の男子選考 88年ソウル五輪は87年福岡国際での一発選考のはずだったが、瀬古利彦が故障で欠場。同大会優勝の中山竹通、2位の新宅雅也は代表に決まったが、最後の1枠は東京国際(当時)、びわ湖毎日の結果次第となる。福岡3位の工藤一良のタイムを下回ったものの、びわ湖を制した瀬古が代表に選ばれた。

[ 2016年2月29日 05:30 ]

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