極寒の戦いはシーホークスに軍配、バイキングス終了間際のFG外す

[ 2016年1月11日 18:32 ]

氷点下21度の中で行われたバイキングス対シーホークス戦の観客席(AP)

 NFLは10日にナショナル・カンファレンス(NFC)1回戦の2試合を行い、氷点下21度(歴代3位の低温)に冷え込んだミネアポリスでは、3年連続のスーパーボウル出場を目指すシーホークス(西地区2位)が10―9(前半0―3)で地元のバイキングス(北地区1位)を下して準決勝に駒を進めた。

 シーホークスは第3Qまで無得点に抑えられたが第4Qの3分23秒、QBラッセル・ウィルソン(27)がWRダグ・ボールドウィン(27)に3ヤードのTDパスを通して初得点。6分56秒にはスティーブン・ハウシュカ(30)が46ヤードのFGを決めて勝ち越した。

 しかし最後は大ピンチ。残り22秒、バイキングスのキッカー、ブレア・ウォルシュ(26)が27ヤードのFGを成功すれば敗退がほぼ確実になる場面を迎えていた。そしてウォルシュのキックはポストの左へ外れ、吐く息が白くなる中でシーホークスの全選手が歓喜。マーション・リンチ(29)らRB陣に故障者が続出する中でNFC3連覇に望みをつないだ。

 バイキングスのウォルシュは「自分の責任。みんないい仕事をしたのに、自分だけがそうではなかった」とがっくり。この日は22、43、47ヤードのFGを成功させ、今季は20~29ヤードのFGを9回すべて決めていたが、肝心な場面で大きなミスを犯した。

 5年ぶりのスーパーボウル出場を狙うパッカーズ(北地区2位)は敵地ランドーバー(メリーランド州)でレッドスキンズ(東地区1位)を35―18(前半17―11)で退けてNFCの4強に進出。今季のプレーオフはAFC、NFCの両カンファレンスともにワイルドカードでプレーオフに進出した全4チームが勝ち上がった。

 なおカンファレンス準決勝のカードは次の通り。

 <NFC>

 ▼16日=カージナルス(西地区1位)―パッカーズ(北地区2位)

 ▼17日=パンサーズ(南地区1位)―シーホークス(西地区2位)

 <AFC>

 ▼16日=ペイトリオッツ(東地区1位)―チーフス(西地区2位)

 ▼17日=ブロンコス(西地区1位)―スティーラーズ(北地区2位)

 *日付は米国時間。

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