東海大仰星、高校3冠!粘る桐蔭学園を振り切り2年ぶり4度目頂点

[ 2016年1月11日 15:14 ]

<東海大仰星・桐蔭学園>高校3冠を達成し、喜びを爆発させる東海大仰星フィフティーン

 第95回全国高校ラグビー大会は11日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、東海大仰星(大阪第1)が37―31で桐蔭学園(神奈川)を破り、2大会ぶり4度目の日本一に輝き、春の選抜大会、夏の7人制大会と合わせて“高校3冠”を達成した。桐蔭学園は両校優勝となった10年度以来5大会ぶり、関東勢として18大会ぶりの単独優勝を目指したが及ばなかった。

 前半から両校の意地がぶつかり合う好ゲーム。立ち上がりは東海大仰星がペースを握った。前半4分に15次攻撃を重ね、最後は横井がトライ。コンバージョンゴールも成功して7点をリードした。その後、PGで3点を返されたが、前半14分には主将の真野のトライなどで12―3と主導権を握った。

 だが、桐蔭学園も反撃。前半20分に石田のトライとゴールで2点差に詰め寄ると、その4分後には自陣からミスなくボールをつなぎ、最後は斉藤大が抜け出して逆転トライ。ゴールも決まって5点リードを奪った。

 それでも東海大仰星は慌てなかった。前半残り時間が少ない中、同28分に相手ゴール前スクラムから真野がゴール中央に飛び込んで同点。ゴールも決まり19―17と再びリードを奪って前半を終えた。

 後半に入ると徐々に東海大仰星が地力の強さを発揮。後半3分に中のトライとゴールでリードを広げると、同10分には敵陣22メートル中央付近からのPGを決め、29―17とした。さらに同20分にもPGで加点。その後、1トライ1Gを返されたが、同28分に中がトライ。試合終了間際に再びトライを奪われたが逃げ切った。

 公式戦38連勝、今年度は無敗で頂点に立った東海大仰星。湯浅大智監督は「素晴らしい相手と、素晴らしい場所で、素晴らしいゲームができたことをうれしく思う。60分を通して全てに懸けようと、彼らがやってくれた。本当に良かった。彼らがつかみ取った本当に価値ある勝利。おめでとうと言いたい」と選手たちを称えていた。

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