ハンド日本女子、リオ切符お預け…韓国に大敗し涙の2位

[ 2015年10月26日 05:30 ]

韓国に敗れ、ベンチでうなだれる日本選手たち

ハンドボール リオデジャネイロ五輪女子アジア予選最終日

(10月25日 愛知県体育館)
 日本は韓国に21―35で敗れて3勝1敗の2位となり、優勝チームに与えられるリオデジャネイロ五輪出場権獲得を逃した。前半こそ競り合ったものの、後半は韓国に力の差を見せつけられた。「おりひめジャパン」は来年3月に行われる世界最終予選(場所未定)で、1976年モントリオール大会以来40年ぶりの五輪切符を目指すことになった。

 大敗で五輪切符はお預けとなった。日本はシュート技術で及ばず、ゴール前の守備の力強さでも圧倒された。主将の本多は「100%の力をコート上で出せなかった。守備が崩れたのが敗因」と涙を流した。12年10月に発足したチームは3カ年計画で、この日の韓国戦に挑んだ。しかし、重圧からかいきなり3連続失点を喫し、一度もリードする場面がないまま。両チームとも45本のシュートを放ったが、成功率は日本の46・7%に対し、韓国は77・8%と決定力の差は歴然だった。

 来年3月の世界最終予選に望みをつないだが、欧州などの強豪と対戦する可能性が高い。今大会で出場権を得られなかったことで、五輪への道は一層険しさを増した。栗山監督は「総合力を上げていかなければ。シュートのミスも個人だけの問題ではない」とチーム全体の底上げを課題に挙げた。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 アジア1位となった韓国が出場権を獲得。同2位の日本は世界最終予選に回る。世界最終予選は12カ国が3組に分かれて戦い、各組上位2位までが五輪切符を獲得する。

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2015年10月26日のニュース