NZ、南ア撃破!史上初2連覇に王手!カーター逆転呼ぶDG

[ 2015年10月26日 05:30 ]

<ニュージーランド・南アフリカ>接戦を制し決勝進出を喜ぶニュージーランド代表(AP)

ラグビーW杯イングランド大会準決勝 ニュージーランド20―18南アフリカ

(10月24日 ロンドン・トゥイッケナム)
 準決勝1試合が行われ、世界ランキング1位のニュージーランドが20―18で南アフリカとの接戦を制し、史上初の2連覇に王手をかけた。前半を7―12で折り返したが、後半6分にSOダン・カーター(33)のドロップゴール(DG)で2点差とし、逆転勝ちにつなげた。前回大会からの連勝も史上最長の13に伸ばしたニュージーランドは、31日(日本時間11月1日)の決勝で3度目の優勝を目指す。

 マコウ主将と並び立つ「生ける伝説」が、ようやく決勝の舞台に立つ。ノーサイドのホイッスルとともに安どの笑みを浮かべたカーターは「(DGは)14人で心理的にもきつい状況で、チャンスがあれば狙おうと。うまく蹴ることができてラッキーだった」と振り返った。前半39分にフランカーのカイノがシンビンで一時的退場。後半も立ち上がりから劣勢が続く中、同6分に世界歴代最多得点を更新し続ける左足を一振り。2点差に迫ったチームは勢いに乗り、同12分にWTBバレットのトライで逆転。接戦を制した。

 4度目のW杯を最後に代表を引退するが、決勝の舞台は初となる。03、07年は決勝に進めず、自国開催だった11年は1次リーグのフランス戦で故障離脱。試合後も大きなバンデージを右膝に巻いたカーターだったが「来週(の決勝)を楽しみにしている」と有終の美を飾ることを誓った。

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2015年10月26日のニュース