錦織「疲労困憊」次戦欠場で休養 全米OPへ万全態勢整える

[ 2015年8月16日 14:59 ]

マリー戦で、うつむく錦織。16日開幕の次戦は欠場(AP)

 男子テニスの錦織圭(25=日清食品)が16日開幕のマスターズ大会、ウエスタン&サザンOP(米国・オハイオ)を欠場することを決めた。マネジメント事務所の担当者が明らかにした。次戦は31日開幕の4大大会、全米オープン(米国・ニューヨーク)となる。

 錦織は15日に行われたロジャーズ杯(カナダ)の準決勝でアンディ・マリー(28=英国)に3―6、0―6で敗退。第1セット終盤からは動きが鈍り、第2セットに入ると満足にボールを追えなくなった。突然のスローダウンに観客からはブーイングも飛んだ。

 会見で錦織は「(下半身に)痛みが出た。この数日間、体中が痛かったが、それが悪化した」と説明。大会のメディカル・スタッフの診断を受けた結果、大きなケガではなく「疲労困憊(ぱい)の状態」(同担当者)だという。

 前週のシティ・オープンでツアー通算10勝目を挙げ、連戦となったロジャーズ杯でも準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)から初勝利を挙げるなど4強進出。激闘の連続に体が悲鳴を上げたようだ。

 錦織は拠点を置く米国フロリダ州に戻り、まずはじっくり体を休める方針。昨年準優勝を果たした全米オープンまでの約2週間で万全の準備を整える。

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2015年8月16日のニュース