日馬富士“なでしこパワー”で復活へ「験のいい場所なので」

照ノ富士と稽古を行う日馬富士（右）

名古屋場所

（１２日初日・愛知県体育館）
　大相撲の名古屋場所（１２日初日、愛知県体育館）で１０場所ぶりの優勝を狙う横綱・日馬富士（３１）が吉兆の“なでしこパワー”で復活を懸ける。

　名古屋市内の伊勢ケ浜部屋での朝稽古後、サッカー女子Ｗ杯決勝進出のなでしこジャパンについて「勇気と感動を与えてくれます。見ていて凄いと思います」と称賛した。

　前回Ｗ杯でなでしこが初優勝した１１年７月、自身も名古屋で優勝を果たした。「チームが一つになって素晴らしいと思った。日本全国が元気になったし、僕も感動した」と４年前を振り返り「験のいい場所なので」と１３年九州場所以来の賜杯奪還を誓った。

　夏場所後に右肘を手術した影響もあり、この日は新大関・照ノ富士に２勝４敗と負け越すなど調子はいまひとつ。「部屋のみんなが強くなり過ぎているので、本気を出して稽古をやらないといけない」と気を引き締めた。