海老沼、世界4連覇“右手だけで”挑む!4月に左肩負傷

[ 2015年7月3日 05:30 ]

海外合宿へ出発する、柔道世界選手権の日本代表、海老沼匡(右)と大野将平

 柔道男子66キロ級の海老沼匡(パーク24)が左手を“封印”して世界4連覇に挑む。

 8月の世界選手権(カザフスタン)の男子代表はスペイン、ブラジルと続く国際合宿に向けて成田空港から出発した。海老沼は4月の稽古中に左肩腱板の不全断裂を負い、5月の国際大会を欠場。2週前に乱取りを再開したばかりで本番まで痛みが消えない可能性もある。

 しかし「僕としては左手が使えなくてもいい」ときっぱり。同様の症状を抱えていた12年の世界団体でも「試合はできた」と過去の経験を踏まえ右手のさばきや足の運びを強化している。“修行僧”とも言われる25歳は苦境も強さの糧にする。

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2015年7月3日のニュース