パリ 24年五輪立候補表明 100年ぶり開催目指す

[ 2015年6月23日 22:11 ]

 2024年夏季五輪の開催を目指すパリの招致委員会が23日、同市内で立候補を正式に表明した。1900年と24年に夏季五輪を開いたパリが選ばれれば100年ぶりの開催となる。ラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」会長で、招致委の会長を務めるベルナール・ラパセ氏が「招致レースで節目の重要な第一歩を踏み出した」とあいさつした。

 国際オリンピック委員会(IOC)がパリで創設されたことを記念する「オリンピックデー」に合わせた発表。パリのイダルゴ市長のほか12年ロンドン五輪柔道男子100キロ超級優勝のテディ・リネール選手、陸上男子棒高跳びの世界記録保持者、ルノー・ラビレニ選手ら50人以上のフランスのトップ選手も姿を見せた。計画では、既存施設の積極的な活用を打ち出した。

 パリは92年と08年、12年の五輪招致に失敗。今回は財政上の理由などで慎重論もあったが、オランド大統領が賛成を表明し、4月にはパリ市議会が立候補を決議した。

 24年五輪招致には、既に立候補を表明したローマと米国のボストン、ドイツのハンブルクに加え、ブダペストなどが関心を示す。IOCは9月に申請を締め切り、17年に開催都市を決定する。(共同)

続きを表示

2015年6月23日のニュース