全米女子OP出場の14歳・山口すず夏 貫禄V

[ 2015年6月23日 05:30 ]

女子個人各ブロック優勝者。(左から)Aブロック・佐久間、Bブロック・山口、Cブロック・渋沢

スポニチ主催平成27年度関東中学校ゴルフ選手権大会第36回個人の部

(6月22日 埼玉県さいたま市大宮国際カントリークラブ、Aブロック=5910ヤード、Bブロック=6100ヤード、Cブロック=6030ヤード、パー72)
 3ブロックに分かれて争われ、Bは15日の全米女子オープン日本地区最終予選を2位で通過した14歳の山口すず夏(神奈川・鵜野森中3年)が5バーディー、2ボギーの69をマークして優勝した。Aは4人が70で並び、マッチングスコアカード方式により佐久間朱莉(埼玉・名細中1年)が勝利。Cは68の渋沢莉絵留(りえる、群馬・宝泉中3年)が優勝した。各ブロックとも上位6人が8月の全国大会(山口・宇部72CC)への出場権を得た。

 山口はBブロックでただ一人、アンダーパーをマークして優勝。昨年はスコアの過少申告により失格となっており「あれ以来、気をつけるようにしていた。優勝できてとてもうれしい」と笑顔を咲かせた。

 この日は「アプローチを寄せてバーディーを取ることができた」と小技がさえ、4番は残り40ヤードの第2打を56度のウエッジで2メートルにつけてバーディー。後半の15番は残り80ヤードの第2打をまたしても56度のウエッジで15センチにピタリとつけてスコアを伸ばした。

 全米女子オープンへの参戦が決まってから、友人やゴルフ仲間からお祝いのメールや電話が50件ほどあったという。「応援してくれる人のためにも頑張りたい。アメリカには炊飯器と大好きな梅のお菓子を持って行こうかな」と渡米を心待ちにしていた。

 ≪佐久間後半快調!渋沢は自己最高68≫Aブロックは1年生の佐久間が優勝した。11番で12メートルのバーディーパットをねじ込み「(アウトの)前半は37で不安もあったが、後半スタートしてすぐにバーディーが来たので頑張ろうと思えた」と告白。全国大会では「上位争いに絡みたい」と語った。Cブロックは渋沢が自己ベストの68をマークして優勝。体幹トレーニングの効果で1Wの飛距離が12~13ヤード伸びて250ヤードとなり、「短いクラブでセカンドショットを打てるようになった」ことが好スコアの要因だったという。

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2015年6月23日のニュース