体重別団体戦 日本アベックV 古賀ジュニア2戦2勝

[ 2015年6月22日 05:30 ]

団体優勝し、記念撮影する日本男子。中央の古賀颯人は2戦2勝

 柔道の東アジア選手権最終日は21日に三幸・スポーツマックス愛知県武道館で5階級による体重別の団体戦が行われ、日本が男女とも優勝した。男子は4カ国・地域によるリーグ戦で、日本はモンゴル、韓国、台湾に全て5―0の3連勝。92年バルセロナ五輪覇者の古賀稔彦氏の長男で73キロ級の17歳、古賀颯人(愛知・大成高)は2戦2勝で貢献した。次男の16歳、古賀玄暉(愛知・大成高)は60キロ級が実施階級でないため出場しなかった。女子は5カ国・地域が参加し、日本は決勝で韓国を5―0と圧倒した。

 半分強の試合に大学生以下を起用した日本男子が、1試合も落とさない完全優勝を遂げた。20日の個人戦で準優勝だった73キロ級の古賀颯は2戦2勝。モンゴル選手を鮮やかな内股で仕留め、韓国選手には指導2を引き出して優勢勝ちした。金メダルを手に「海外の選手は日本人と組み方や技が違った。凄くいい経験をさせていただいた」と目を輝かせた。若手にとっては5年後の東京五輪以降が目標となる。井上監督は「颯人にはモンゴル人のスタイルを早く体験させたかった。同時に課題も見つかって良かった」と大会の意義を見いだしていた。

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2015年6月22日のニュース