浜田 日本勢初世界一!リオ五輪金候補に名乗り

[ 2015年5月20日 05:30 ]

テコンドー世界選手権で日本勢初金メダルに輝いた女子57キロ級の浜田(日本テコンドー協会提供)

 テコンドーの世界選手権は18日、ロシアのチェリャビンスクで行われ、女子57キロ級で世界ランク4位の浜田真由(21=ベストアメニティ)が決勝で同2位のスペイン選手を破り、金メダルを獲得した。全日本協会によると、五輪、世界選手権を通じ日本勢の世界一は史上初。

 12年ロンドン五輪では3位決定戦で敗れて5位入賞。13年世界選手権銀メダルと成長を続ける浜田は「1つの目標をクリアできた」と笑顔。16年リオデジャネイロ五輪、20年東京五輪の金メダル候補に名乗りを上げた。

 佐賀市出身の浜田は1メートル74と日本選手としては大柄で、長い脚が武器。中学までは陸上部で長距離が専門だったが「テコンドーの方が断然楽しかった」と転向し、実力をつけた。リオ五輪出場権は年末に発表される世界ランク6位以内で獲得でき、逃した場合は大陸予選に回る。今回の優勝でポイントを稼ぎ、2大会連続での五輪切符に大きく前進した。「1つ上のステージで練習に励みたい。最大の目標は五輪の金メダル」。ニューヒロインがもう一つの金メダルをつかみに行く。

 ◆浜田 真由(はまだ・まゆ)1994年(平6)1月31日生まれ、佐賀市出身の21歳。佐賀・高志館高在学中の10年3月、世界ジュニア選手権で銀メダル。11年2月の全日本選手権で初出場初優勝。18歳で初出場した12年ロンドン五輪で5位入賞し、13年世界選手権で銀メダル。1メートル74、57キロ。

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2015年5月20日のニュース