女子全日本合宿 「所属先共通コーチ制」をテスト

[ 2015年5月14日 05:30 ]

 柔道の世界選手権(8月、カザフスタン・アスタナ)代表を含む女子の全日本合宿が13日、都内で公開された。これまで日本代表は階級担当コーチを先に決め、代表選手が当てはめられるシステムだったが、今大会は所属先が同じ選手とコーチをペアリングする方式をテスト。70キロ級五輪連覇の上野雅恵コーチが担当するのは同じ三井住友海上所属の48キロ級・近藤亜美(20)と52キロ級・中村美里(26)となる。

 増地千代里・女子強化部長は「代表が決まり世界選手権に臨むまで4カ月しかない中、全日本と所属先で同じ課題に取り組むことができる」とメリットを説明。担当階級が変わることで世界の強豪の研究などもあらためてスタートするケースもあるが、上野コーチは「選手が“リラックスしてやれる”と言ってるのでそれが一番大切」と話した。

続きを表示

2015年5月14日のニュース