錦織 今季30勝目 苦しみながらもストレート勝ちで3回戦進出

[ 2015年5月13日 21:50 ]

男子シングルス2回戦でリターンする錦織圭(ロイター)

 テニスのイタリア国際は13日にローマで行われ、男子シングルスで世界ランキング6位の第5シード、錦織圭(25=日清食品)は初戦の2回戦で世界40位のイジ・ベセリー(21=チェコ)と対戦し、苦しみながらも7―6、7―5で3回戦に進出した。

 ジョコビッチ(セルビア)らに続いて今季5人目の30勝到達。

 今大会は格付けが高いマスターズ大会。24日に開幕する全仏オープン(パリ)の前哨戦となる。錦織とベセリーは、ツアーで初顔合わせ。ベセリーが1メートル98と長身で左利きのビッグサーバーと、錦織の苦手とするタイプで、1月にツアー初優勝を果たした成長株とあり、出だしは苦しんだ。

 錦織のサービスゲームで開始された第1セット第1ゲームでいきなりブレークを許した。第2ゲームでブレークバックしたが、今度は第5ゲームでブレークされる展開。第9ゲームでこの日初めてのサービスエースを2本決めキープした錦織は、第10ゲームで粘ってブレークし5―5に。タイブレークでは3―3から錦織が4連続ポイントを奪い、7―3でこのセットをものにした。

 第2セットはベセリーのサービスゲームで開始。ともにサービスゲームをキープして迎えた第10ゲームをラブゲームでキープすると、続く第11ゲームをブレークし6―5とした。さらに第12ゲームをきっちりキープ。2時間10分の試合に終止符を打った。

 3回戦では第11シードで世界13位のフェリシアーノ・ロペス(33=スペイン)とビクトル・トロイツキー(29=セルビア)の勝者と対戦する。

 ▼錦織圭の話 思ったより相手のプレーが良かったのが接戦になった理由。なかなかいいテニスもできていない。きつい試合をしっかり勝てたので、次は自信を持って、どんどん臨めると思う。

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