14歳152日!伊藤美誠「うれしさ爆発」ツアー最年少V

[ 2015年3月23日 06:39 ]

卓球のワールドツアー、ドイツ・オープンの女子シングルスで史上最年少優勝を果たし、表彰台で笑顔の伊藤美誠

 卓球のワールドツアー、ドイツ・オープンが22日、ブレーメンで行われ、女子シングルスで世界ランク38位の伊藤美誠(14=スターツ)が同45位のペトリサ・ソルヤ(21=ドイツ)を4―2で下し、初優勝を飾った。14歳152日での優勝は同種目でのツアー最年少記録。03年ジャパン・オープンを15歳66日で制した郭躍(中国)の記録を12年ぶりに更新し、日本女子としても石川佳純の17歳154日を大きく上回った。

 準決勝でロンドン五輪銅メダルで世界ランク4位のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)をストレートで下す大金星。勢いに乗った伊藤は、決勝で同45位のペトリサ・ソルヤ(21=ドイツ)を4―2で撃破。左手でガッツポーズをつくり、笑みがこぼれた。「最初から競った試合も乗り越えて、ここまで来られた。うれしい気持ちを抑えてきたが、今はうれしさが爆発している」と声を弾ませた。

 昨年の同大会では同学年の平野美宇(エリートアカデミー)と組んでダブルスを制し、13歳ペアとしてツアー史上最年少優勝。相性の良いドイツの地で、またしても歴史をつくり、4月26日に開幕する世界選手権(中国・蘇州)に向けて、弾みをつけた。

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