沙羅 バランス崩し2位「テレマークが…」 伊藤が圧勝V

[ 2015年3月7日 05:30 ]

ジャンプ・ノーマルヒル女子で2位に終わった高梨沙羅の1回目

 スキーの宮様国際大会第1日は6日、札幌市・宮の森ジャンプ競技場ほかで行われ、ジャンプのノーマルヒル(HS100メートル、K点90メートル)女子は世界選手権銀メダルの伊藤有希(20=土屋ホーム)が合計238・5点で優勝した。1回目に90メートルでトップに立ち、2回目も最長不倒の95・5メートルをマーク。W杯個人総合2位の高梨沙羅(18=クラレ)は2位だった。成年男子は清水礼留飛(21=雪印メグミルク)、少年男子は小林陵侑(18=岩手・盛岡中央高)がそれぞれ制した。

 2位の高梨は悔しさをにじませた。1回目はK点に4メートル届かず、2回目は91メートルと飛距離を伸ばしたものの、優勝した伊藤とは合計で26点の大差がついた。「1回目は世界選手権(4位)と同じで(空中の)中盤からバランスを崩してテレマークが入らなかった」。シーズン終盤を迎えているが「明確なものが見えてこない。自信が…」と苦しい胸の内を明かしながら「今のままではいけない。失敗を繰り返さないようにしたい」とし、8日のラージヒルに気持ちを切り替えた。

 ▼1位・伊藤有希 1本目は力が入り、2本目の方が良かった。(次戦の)ラージヒルに移行するいいベースはできた。

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2015年3月7日のニュース