116歳?インド男性登録 大会事務局も戸惑い「本当なら走れないのでは」

[ 2014年9月13日 16:58 ]

 岩手県北上市で19日から開かれるアジアマスターズ陸上競技選手権大会に、男性の世界最高齢の認定を5歳上回る自称116歳のインド人男性が参加登録し、関係者を驚かせている。大会事務局はインドの競技団体を通じて確認を試みているが、本人とは連絡が取れておらず「年齢が本当なら走れないのでは」と戸惑いも広がっている。

 事務局によると、男性は100歳以上のクラスで100メートルや800メートルなど4種目に参加する予定。うち3種目の登録はこの男性だけだという。

 ギネス・ワールド・レコーズ社(英国)が認定した世界最高齢男性は、さいたま市に自宅がある111歳の百井盛さん。一方、事務局に提出されたインド人男性のパスポートの写しには、生年月日の欄に「1897年10月6日」と記載されていた。

 事務局によると、インドのメディアは男性が今年2月、国内の大会で200メートルに出場し、マスターズの100歳以上の世界記録77秒59よりも大幅に速い46秒74で走ったと報じているが、掲載された写真は「相当若く見える」という。担当者は「来日すれば参加は認めるが、インド政府の公式文書で年齢が確認できなければ公式記録にはならない」としている。

 35歳以上の男女を対象とした同大会は19~23日に行われ、アジアの19カ国、地域から約3千人が参加する。

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2014年9月13日のニュース